当機関の概要

当機関の概要

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沿革ーhistoryー

江戸川大学心理相談センター(以下、当センター)は、地域に開かれた心理相談サービスを提供する施設として 2018年10月2日に江戸川大学のキャンパス内に開設されました。大学内の相談施設としては敷地も広く、恵まれた環境の中にあります。

当センターの施設の内部は、相談用の部屋が6つ、遊戯療法が実施できる広いプレイルーム、集団療法や箱庭療法を行うための専用の部屋が複数あり、豊かな設備を備えた施設です。当センターでは、2018年12月より地域の皆様からの相談の受け付けを開始しました。臨床心理学を専門とし公認心理師である教員6名、非常勤相談員2名と、事務職員1名のスタッフで皆様のご相談に応じています。

センター長の挨拶ーgreetingー

「心理相談やカウンセリングという言葉はよく耳にするけれども、どのような時に利用すればよいのか、どのようなことを提供してもらえるのかわからない」という方は少なくないのではないかと思います。人は誰しも「周囲との関係性がうまくいかない…」、「将来が不安」、「気持ちが落ち着かない」といった生活上の様々な困りごとを経験します。自分で工夫することや周囲のサポートによって改善できる困りごとも多くあります。しかし、場合によってはなかなか改善せず、困りごとがこじれてしまうこともあります。
 心理相談では、お一人お一人で異なる困りごとが、どのように生まれ、また続き、こじれてしまっているのかを一緒に考えていきます。そして、困りごとの改善のためにどのように取り組んでいくことができるかをよく話し合っていきます。この際に、心理学的な支援がお困りごとに資することができると判断される場合には、よく話し合った上で継続的な相談・支援を行っていきます。また、その他の支援が必要な場合には、よく話し合った上で、より適切と考えられる支援につなぐこともあります。このように心理相談では、ご相談に来られた方の困りごとが良い方向に向かうように支援し、健康的にその人らしさを生かして生活していけるようになることを目指します。

 当センターは、大学の一教育・研究施設としての側面もあり、ご来談された方の秘密を守ることをお約束した上で、心理相談の内容を教育・研究に活用することにご同意していただく必要がありますが、比較的利用しやすい料金での心理相談を提供しております。また、当センターでは地域貢献の一貫として、地域のみなさまに向けたこころの健康に関する各種講演会や専門職の方々に向けた臨床心理学に関する講演会・研修会等も企画しております。これからの活動を通じ、地域に開かれた心理相談機関として、地域の方々のこころの健康に寄与できるよう努めていきたいと考えております。

山本 隆一郎(江戸川大学 心理相談センター長)

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