『L25』リクルート 2008年8月1日掲載
夏になるとナゼか増加するような気がしますが…
気になる人前での”イチャイチャ”外国人だと気にならないのはなぜ?
写真はパリス・ヒルトンのキスシーン。“自然なキス”だから気にならないんですね。
人前でできるボーダーラインは?(『L25』読者アンケート/780名の結果より)
「腕を組む」まで 32.5%
「手をつなぐ」まで 21.7%
「肩を組む」まで 13.6%
「見つめ合う」まで 9.2%
みなさん意外と奥ゆかしい!
ちなみに「キスもOK」と答えた人は8.2%でした
電車の中や公園でイチャイチャするカップル。開放的な気分になる夏は、とくに増える気がするけど…みなさんは、“人前イチャイチャ”できますか?『L25』で読者アンケートをとった結果は、約7割が「抵抗あり」と回答。キスやハグどころか、肩を組むのもNGつて人が多数!。
…でも、よく考えるとこれって日本人ならではの感覚のような…。外国人同士が抱き合っていても、あまり違和感ないし。そもそも、なんで日本人はスキンシップが苦手なの? 江戸川大学社会学部教授で異文化コミュニケーションに詳しい、斗鬼正一先生に聞きました。
「日本人は、狭い土地の中で同じ文化を共有して暮らしてきた民族なので、『言葉や行動で気持ちを表現しなくてもわかるだろう』と考える。“以心伝心の文化”が根付いています。そのため、握手やハグなど体の距離を近づけて、ストレートに親近感を表す文化がないんですよ」
そうなんだ! 確かに、1つの国にいろんな人種や文化がある“暗黙の了解”なんて通用しないのかも…。
「とくにアメリカやヨーロッパなどは、接触型の文化でキスやハグに“親近感を表現するあいさつ”の意味が含まれますが、日本では、体が触れ合うことには性愛的な意味しかありません。その文化の違いを無意識のうちに理解しているため、外国人同士がハグやキスをしていてもあまり気にならないのでしょう」
スキンシップの仕方にも文化の違いって表れるのね。(榛村季溶子/shortcut)
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世界の文化を知るなら・・・
『こっそり教える世界の非常識184』
(著:斗鬼正一/講談社/1260円)
「上半身裸で暮らすヤップ女性は、足が見えるのを恥ずかしがる!」、「エチオピアのマルシ人は酒や牛乳を相手の顔に吹きかけるのがあいさつ」など、仰天の事実が続々!「美人の境界線」や「結婚相手の境界線」などなど、知られざる世界の常識がぎっしりつまった一冊です。文化が違えばルールも違う。人前でイチャイチャするのが当たり前つて国もあるかも!?