日本テレビ『世界一受けたい授業』
3度目の出演!

 
テーマ
 「地図には載っていない常識の境界線!
    お酒は二十歳から」は世界の少数派だった!」

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出演 
 堺正章、上田晋也、
有田哲平、安めぐみ、永井大、柴田理恵、藤田朋子、久保恵子、次長課長、細山貴嶺

                 
 
2007年11月24日土曜19時57分〜 日本テレビ系全国ネット


内容
「このジェスチャーの意味、海外では?」
*アカンベ
 
イタリアの一部・・・「あなたは美人だ!」
           
*ブリッコ

 イタリア・・・「おいしい」、メキシコ・・・「考え中」、香港・・・「恥を知れ!」
*エンガチョ
 東京・・・汚いものに触ったときに縁を切るまじない、イタリア・・・「幸運を祈る」、トルコ・・・「絶交」、インド・・・「一件落着」
*ポルトガルで「あなたは美人だ」の意味のジェスチャーは?
 耳たぶを触る
 ただし、イタリアでは「女々しい男」の意味
*数の数え方
 中国・・・日本とは微妙に違う、ベトナム・・・指の関節を数える12進法、ニューギニア・・・腕、耳まで使う
*フランスの“指電卓”

 5を引いた数だけ指を立てる。両手分の立てている指の本数の合計が10の位に、折っている指の本数を両手分かけ算したのが1の位になる。
 例 7×8
 7-5=2で片手は指を2本、もう片方は8-5=3で3本立てる。
 10の位の数は、立てている指の合計本数が2本と3本。2+5=5で10の位は「50」
 1の位の数は、折っている指が2本と3本なので2×3=6。
 答えは「56」。


「キレイの境界線」
*ニュージーランド人の皿の洗い方は?
 ニュージーランドでは、食器を洗った後ゆすがずに拭くだけでおしまいが常識。
 お風呂で体を洗った後も、石けんを流さずにタオルで拭いておしまい。欧米人はこういう  ところが逆にニュージーランド人が日本に来ると、電線がクモの巣のように張巡らされ、看板が乱立し、タバコの吸い殻、ゴミだらけの町を見て、日本は実に汚いと感じる。
 何を、どこをキレイにするべきか、どんな状態がキレイなのか、キレイ、汚いの境界線は、文化が独自に決めている

 「身の回り潔癖症」の日本人と、「街潔癖症」のニュージーランド人。どちらが本当に汚いか、など決めようが無い。決めようとしたら世界中喧嘩になってしまう。

「大人と子供の境界線」
*世界の飲酒年令は?      
 世界では20才以上というのはむしろ少数派。
 香港のように、年齢制限の無い所もある。
 私たちは、人生が少年期、青年期、老年期などと分かれているかのように考えているが、生物学的には人の老化は連続的変化。20歳になったとたんにヒゲが生える、などということはない。しかし大人、子どもといった分類を作らないと、社会の仕組みが成り立たないから、成人式をしたり、飲酒年令を決めたりして、境界線を作っている。
 ただし、その決め方は色々なのだ。


「埋葬法の境界線」
*土葬、火葬                    
 世界では土葬の国の方が多い
 イスラム教徒にとっては火葬はなどとんでもないことで、イスラム教徒の兵士の死体を焼いたアメリカ軍が、激しく非難された。
*チベット、ネパールの鳥葬
 食べやすいように砕き、貝笛を鳴らすとハゲワシが降りてきて食べるので、何も残らない。鳥に天国に連れて行ってもらおうと考える。
*ヤノマモ族(アマゾン)
 遺灰をバナナのスープに溶いて飲む。死者が自分たちのカラダの中で生き続けることを願って。
*アスマット族(インドネシア)
 風葬の後、頭蓋骨を持ち帰り、枕として使う。死後も一緒にいたいという思い。

メッセージ
 常識、当たり前が決まっていなかったら大変だ。
 でもそれが絶対と思い込んだとたん、頭が固くなってしまう。常識になじめなかったら、つらい。
 しかし、自分の常識も、日本の常識も、世界に無数にある常識の一つに過ぎない、常識、非常識なんてあくまで相対的なもの・・・そんな見方ができたら、争いや差別も無くなる。何よりも、もっと楽に生きられる。