日本テレビ『世界一受けたい授業』 3度目の出演! |
テーマ 「地図には載っていない常識の境界線! お酒は二十歳から」は世界の少数派だった!」 NTVホームページ「世界一受けたい授業」バックナンバー 出演 内容 「キレイの境界線」
*ニュージーランド人の皿の洗い方は?
ニュージーランドでは、食器を洗った後ゆすがずに拭くだけでおしまいが常識。 お風呂で体を洗った後も、石けんを流さずにタオルで拭いておしまい。欧米人はこういう ところが逆にニュージーランド人が日本に来ると、電線がクモの巣のように張巡らされ、看板が乱立し、タバコの吸い殻、ゴミだらけの町を見て、日本は実に汚いと感じる。 何を、どこをキレイにするべきか、どんな状態がキレイなのか、キレイ、汚いの境界線は、文化が独自に決めている。 「身の回り潔癖症」の日本人と、「街潔癖症」のニュージーランド人。どちらが本当に汚いか、など決めようが無い。決めようとしたら世界中喧嘩になってしまう。 「大人と子供の境界線」
*世界の飲酒年令は?
世界では20才以上というのはむしろ少数派。 香港のように、年齢制限の無い所もある。 私たちは、人生が少年期、青年期、老年期などと分かれているかのように考えているが、生物学的には人の老化は連続的変化。20歳になったとたんにヒゲが生える、などということはない。しかし大人、子どもといった分類を作らないと、社会の仕組みが成り立たないから、成人式をしたり、飲酒年令を決めたりして、境界線を作っている。 ただし、その決め方は色々なのだ。 「埋葬法の境界線」 *土葬、火葬 世界では土葬の国の方が多い イスラム教徒にとっては火葬はなどとんでもないことで、イスラム教徒の兵士の死体を焼いたアメリカ軍が、激しく非難された。 *チベット、ネパールの鳥葬 食べやすいように砕き、貝笛を鳴らすとハゲワシが降りてきて食べるので、何も残らない。鳥に天国に連れて行ってもらおうと考える。 *ヤノマモ族(アマゾン) 遺灰をバナナのスープに溶いて飲む。死者が自分たちのカラダの中で生き続けることを願って。 *アスマット族(インドネシア) 風葬の後、頭蓋骨を持ち帰り、枕として使う。死後も一緒にいたいという思い。 メッセージ 常識、当たり前が決まっていなかったら大変だ。 でもそれが絶対と思い込んだとたん、頭が固くなってしまう。常識になじめなかったら、つらい。 しかし、自分の常識も、日本の常識も、世界に無数にある常識の一つに過ぎない、常識、非常識なんてあくまで相対的なもの・・・そんな見方ができたら、争いや差別も無くなる。何よりも、もっと楽に生きられる。 |