東京の鰻の蒲焼きは頭がないのに、大阪では頭が付いている。大手スーパーでは、出荷先により、2種類作り分けている。
武士の町江戸では、腹を切るのは縁起が悪いと、鰻も背開きにし、その際頭が邪魔になるので、頭を切り落としたと言われる。商人の町大阪では、そんなこだわりは無く、頭はそのままに腹開き。
江戸と大坂のやり方が、それぞれ広まった結果、現在北海道から長野までの鰻かば焼きには頭がなく、岐阜から沖縄までの蒲焼きには頭があると思われる。
番組取材班の調査では、岐阜県中津川市には両方あり、この辺が東西日本の境界線らしい。