Dr. Kazuhiko Fukuda, Professor of Psychology at Edogawa University
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上は、1781年にHenry Fuseliによって描かれたThe Nightmareという絵画です。nightmareという英単語は「悪夢」という日本語訳で知られていますが、原義は、女性の上に乗っている悪魔(incubus)の事で、かつてヨーロッパでは夜に起こる不可思議な出来事(悪夢、夢遊病(睡眠時歩行)、夜驚、そして金縛り)などは、すべてこの悪魔のせいだとされていました。仰向けで脱力し、お腹や胸に重さを感じ、見えないはずのものが見えているという、この絵画で描かれている状況は、日本で金縛りと呼ばれているものと同じ現象であると考えられます。この現象は、世界中に存在するだけでなく、科学的にすべて説明可能な生理現象です。詳しくは左メニューから「金縛りについて」を選択してください。(上記のthe nightmareの写真は、ウィキペディアの下記サイトからの引用です。ウィキペディアの主張によれば、この絵画の写真はpublic domainであるとされています。また、実際の絵画はデトロイト美術館(http://www.dia.org/)に収蔵されています。http://en.wikipedia.org/wiki/The_Nightmare)
Pursuing
the Mysteries of Human Mind
and Sleep
The Nightmare by Henry Fuseli (1781), Detroit Institute of Arts

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